ESETの弱点とデメリットを評価分析

ESETの弱点やデメリットとは?

筆者は何を隠そうESETユーザーなわけですが、それ故に感じているESETの弱点やデメリットも当然ながらあります。

価格.comやamazonのレビューを見ていると良い口コミが多いようにも見えますが、中にはESETの弱点やデメリットに触れているものもあります。

当サイトでは、ESETを含めたセキュリティソフトの中立な評価を目指しているということで、良いところばかりではなく、ESETの弱点やデメリットにとことん突っ込んでみました。

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カスペルスキーやノートンに劣るウイルス検出率


ESETのウイルス検出率は決して低くはありません。
イギリスやオーストリアの専門機関からは、ESETのウイルス検知能力は最高ランクの評価を受けています。
一般のPCユーザーが普通にネットサーフィンする分には、ESETのセキュリティなら充分だと言えるでしょう。

しかしあえて他社のセキュリティソフトと比較するのであれば、ESETはカスペルスキーやノートンと比べてウイルス検出率は劣ります。

その差は僅かなものではありますが、多くの専門機関がESETよりもカスペルスキーやノートンのウイルス検知能力を高く評価しています。

中でもカスペルスキーは世界中のあらゆる専門機関から最高ランクの評価を受けていて、ウイルス検知率という一点においては、現時点ではデメリットの見られない最強のセキュリティソフトと言えます。

セキュリティソフトに求めるのは軽さや値段よりも、本来の役割であるウイルスの完璧な検出と駆除、そういうことなら選ぶべきはESETではなくカスペルスキーです。

専門的になり過ぎるので、ここでは各評価機関のデータは割愛させて頂きますが、セキュリティソフト比較サイトなどを見ても、カスペルスキーのセキュリティ性能が1番高いのは明らかです。

ただし、カスペルスキーはウイルスバスターと並んで、動作が重いというデメリットがあります。

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以前よりも遅くなった


ESETの強みは何と言っても"軽さ"であり、スキャン中にネットサーフィンをしていても全くストレスを感じさせません。
ESETは誕生した頃からメモリの消費量を最小限に抑えて"軽く"設計されてきたので、他のセキュリティソフトが軽さでESETを超えることはなかなか難しいのが現状です。

しかしながら、そんなESETの圧倒的な軽さにもここ数年は陰りが見えるようです。
特に最新版のESETには、家庭内のルーターに脆弱性が無いかを診断する機能などが増えたことで、以前よりもやや重くなったような印象です。

また、ESETに次いで動作が軽いノートンなどの追い上げもあり、ESETの強みである"軽さ"は以前ほどずば抜けたものではなくなりました。

10年前のESETであれば、あらゆる弱点やデメリットをチャラにしてくれるほどの軽快な使い心地でしたが、最近ではそれほどでもなくなりました。
とは言え、依然として軽いセキュリティソフトNo.1がESETであることに間違いはないでしょう。



Windows10とESETは相性が悪い?


Windows10がリリースされた当初は、ESETをインストールすることでブルースクリーンが表示されたり、Windowsの更新が途中で止まるなどの不具合が多く見られました。

しかし現在はそのほとんどが解決したようで、ESETの最新版をインストールしていればそれほど問題はないでしょう。

ブルースクリーンとは?

Windows OSに何らかの不具合が発生した際に表示されるメッセージのこと。
背景が青いことからブルースクリーンと呼ばれている。

Windowsのブルースクリーン




更新の手間


セキュリティソフトは一定期間ごとに更新するものがほとんどですが、ESETもやはり期間ごとに更新が必要になります。
ESETを新しく購入する時には、1年版と3年版から選択することができます。

しかし、ESETを継続利用するということで更新する際には、なぜか1年版での更新となってしまいます。
ESETを含め多くのセキュリティソフトは自動的に更新を行なってくれますが、ESETの場合は自動的に1年版での更新となってしまいます。

当然ながら3年版に比べて1年版はコストパフォーマンスが下がるため、ESETをずっと使い続けるのであれば3年版で更新したいところです。

しかしそのためには現在のESETを期限切れまで使い切ってしまい、また新たにESETのライセンスを購入する必要があります。
ダウンロードやインストールはしなくても良いので大した作業ではありませんが、3年版の自動更新ができないのはESETのデメリットの一つだと言えます。

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